2013年11月29日金曜日

【2013/11/27】コミュニケーション

演技する上で、最も基礎的な技術の一つはリアクションです。演劇を始めて間もない人はつい「何かしなければ!」と、自分が行為をするほう、つまりアクションの意識にとらわれて相手の演技を受け止めることができなくなりがちですが、むしろ相手の演技を受けてそれに対して演技する「リアクション」の方が大切なのです。リアクション次第で相手のアクションも活きるし、関係がしっかり見えて笑いも取れるし、お客さんの興味を惹き付けることができます。
 さて、今日の練習はテキスト(台本)を使って行われました。練習のテーマはまさに「関係性」。登場人物が2人の短いシーンを課題として演じるます。演じる上で意識するポイントは互いにコミュニケーションをとること、まさにアクションとリアクションによって、シーンを面白くします。
 ペアに分かれて練習の後、発表となりました。
 あごうさんからは「コミュニケーション取れていなかったら超ヘタっていうよ!」とハッパをかけられつつも、とてもリラックスしたいいムードの中で各チームそれぞれ特徴のあるシーンを作り出していました。
 発表では、今日作った部分を各チームが発表し、それぞれに笑える面白い場面が出来上がっていました。1月18日にはこの台本を全部覚えて、知り合いを呼んで見てもらう発表会をすることになりました。さて、どのような短編ができあがるか・・・乞うご期待。

2013年11月16日土曜日

他者に委ねるところから。


私にとって、久々のあごうさんクラス。
どんどん参加人数が増えていっています。

さて今回は、身体のストレッチと声だしから。『声』を大事にするあごうさんのクラスには、かかせないものとなりそうです。


その後、相手の言葉にしっかりとリアクションして言葉を発するため、ワークを実施しました。1人1文節ずつ、即興で物語をつなげていきます。題材は桃太郎。まず全員で、円になって行いました。アイデアを受け入れながら、即興的にストーリーを展開させていきます。否定してしまうとなかなか進まないので、『乗っかる』ことがポイントだそうです。
いわゆる「yes,and」というもので、受け入れ、サジェスチョンを付加していきます。


次のワークでは、初めの言葉だけ決めて、相手の言葉にとにかく乗っかっていく即興劇(エチュード)を演じていきました。初心者も多いこのクラスの即興劇で、演技の根源的な部分を感じました。

他者に委ねることが大事。とのこと。
このクラスは、12月からフルメンバーで発進していくことになりそうです。

11/16 沢

2013年11月3日日曜日

【2013/11/02】同時にしゃべる

初めてメンバー全員集まる!ト思いきや・・・当日になって、欠席相次ぎまたしても全員そろわない状態となってしまいました。残念。
 ちなみに、出席率の高いチームはだいたい作品の質も高くて、観客数も多い傾向があります。まだ、序盤なのでその劣勢をはねのけて欲しいものです。

 さて、練習内容ですが依然基本的な練習が続きます。二人が同時に同じ内容をしゃべる即興の練習は、笑いころげる内容で、大いに盛り上がりました。一見ゲームして遊んでいるようにも感じられますが、こうした基礎練習は大切です。特に初心者の人はこうした練習の必要性はやっていくうちにわかってくるので、とにかく休まず参加してもらいたいところです。

 また演技の練習もかねて、あごうさんの次回作のお手伝いもすることになりました。声の出演としてセリフを語ります。どういうシーンでのセリフかの説明に合わせて、あごうさんが近年取り組んでいる作品についても説明がありました。(写真)
 映像等を組み合わせた、実験的な「演劇」作品です。このチームが同じような作品を上演するわけではありませんが、「演劇」というものを広くとらえる意味で、こうした試みに参加したり、作品を見に行くことは勉強になるのではないでしょうか。