2014年4月24日木曜日

【2014/0419,20】C.T.T.試演会終了

4月19日と20日に行われた、C.T.T.上演会に出演してきました。
劇場でお客さんを前に上演するのはこのチームにとって初めてのこととなります。「緊張して寝られなかった」というメンバーもいたように、初舞台となるメンバーにとっては緊張もひとしおだったようです。
 結果については、もちろん、いい意見も辛口の意見もありましたが、場数を踏むということにおいては、大変いい経験になったのではないでしょうか。

 いよいよ公演に向けて、準備が本格化します。今回の試演会を経て、スタッフの仕事や責任についてもだんだん自覚が高まってきているように見受けられます。
8月公演に向けて、宣伝の準備も始まりました。
公演を終えた興奮や緊張を保って、本公演に向けて頑張りましょう!!

2014年4月17日木曜日

【2014/4/16】 C.T.T直前の稽古場にて、



 例えばこのアクターズラボあごうさとしクラス 『背泳ぎの亀』 による 『最後のコント』 というタイトルの作品には大きめの壺が小道具として使われていて、演劇で壺といえばサミュエルベケットという大作家によって書かれた 『芝居』 というそのまんまのタイトルの作品のことを思い出したりもするし、そうすると彼の代名詞的な作品 『ゴドーを待ちながら』 のテーマは何か? とインタビュアーに聞かれたときには、共生だ、と答えていたというような逸話があったような気がして、手元にその資料がないので間違いでないことを祈るばかりではあるのですが、、、

 そもそも演劇と一言にしても様々な演劇があり、遡ればギリシャ悲劇においては演劇は広場のようなところで公演されていてそれは市民とはいかにして生きるのかということや人間にとっての生や善についての、、、ウンヌンカンヌン、、、そしてそれは演劇だけの問題ではなくて山口昌男という文化人類学者にとって演劇という祝祭的なものは秩序に対しての周縁であり、、、、あーだこーだ、、、、日本において演劇人はかつて河原乞食と呼ばれ、それは芝居という漢字を見ても分かりますが元々の役者たちは河原の 「芝」 に 「居」 たわけでして、エトセトラ、エトセトラ。


 出演者の方にブログを読みました頑張ろうって思いました、と昨日の帰りに声をかけてもらい、もちろんそれは嬉しいし同時にほんの少しのプレッシャーなんかを勝手に感じたりもするのですが、実はこのブログは出演者の方に読んでもらうためにと書いているわけではなくて、こういう活動が行われているということを、こんな公演があるという事を偶然でも何でもいいので少しでも色んな人に知ってもらえたらと、ブログを更新しています。


 じゃあ出演者の皆さんに対してや、この作品に対して何か無いのか? という話になりますが、例えば上の文章みたいに聞きかじったり読みかじったりした、講釈めいたことが書けないわけでもないけれど、そんな文章でブログを書き続けるよりも、昨晩の稽古の休憩中に事務所であごうさんが呟いた 「みんなうまくなったよね」 という一言の方がよっぽど出演者の自信になるでしょうし、やっぱり演劇は観るものですから、ここでしがない演劇についての言説や、演劇とはこういうものだ、なんて事を書くよりも 「日々の積み重ねだね」 というあごうさんの呟きを紹介して、出演者の彼らが積み重ねてきたものが何なのかを、皆さんに観に来て頂けたらと思います。

写真の残念なところは笑い声が聞こえないところですね。出来る事ならこの稽古場の空気も全部まとめてブログに書けたらとも思うのですが、それは非常に難しいので、本番で彼らのやる気を感じて頂けたらと思います。

4月の19、20がCTTの本番です。会場でお待ちしています。
http://cttkyoto.jugem.jp/












2014年4月12日土曜日

【2014/4/12】 C.T.T試演会まであと少し


 C.T.Tに向けた稽古が進んでいく最中、今日は欠席者無し、役者の9人全員があつまっての稽古でした。それぞれに忙しい合間を縫いながら、それでも出演者の皆さんは演出のあごうさん来る何時間も前から自主的な稽古のために朝早くからセリフ合わせや小道具の確認、徐々に皆が揃うと今回の上演作品 「最後のコント」 のセリフが聞こえてきます。

 このクラスでは怪我で少しお休みをしていた人がいたり、それでなくてもそれぞれに忙しい日々を過ごす出演者の皆さんが、それでも週に1回でも皆が同じ場所で、同じテキストを持って、同じ問題に皆が集まってどう解決したらいいかを身を寄せ合って話し合います。
演劇は人が集まらないとできません。そこにちゃんと人が来なければできないというのが演劇の非効率な、というか大変な事かもしれません。逆に言えば、人が集まれば、それぞれに全然違った生活をしている出演者の皆さんが一緒になって、例えばこんな風にテーブルを囲んで、難しい事を楽しい事を一緒に考える事が出来るのかもしれません。そしてそれは、出演者だけではなく、照明さんや音響さん、舞台監督、制作、広報などなど沢山の人が集まる事でもあって、演劇は、やっぱり人が集まる事で出来上がる者なのだと思います。

 そしてそれは、創る側の事だけではもちろんなくて、観客席でその芝居を見ながら、驚いたり悲しくなったり楽しんだりしてくれる観客の皆さんがいなければ、やっぱり演劇は出来上がらないのだと思います。

本番は4月の19、20日です。それに向けて『背泳ぎの亀』の出演者9名、演出のあごうさとしさん、さらに他の沢山の団体やスタッフが作品完成のために稽古や準備をしています。よろしければブログを読んでくれた皆さんにも是非とも観に来て頂いて、この作品の完成のお手伝いをしていただけたらと思います。


CTTまであと少し! 沢山のご来場、お待ちしています!

2014年4月5日土曜日

【2014/4/5】 何度も、何度も。


試演会に向けての稽古、あごうさんの来る一時間前から稽古場をおさえ、出演者の皆さんは自主的に稽古をしていました


今日の最初の稽古は、それぞれ俳優たちが別々の話題をいっぺんに喋るという、たった数分のシーンでしたが、その様々な声が飛び交う短い場面のために、今日は一時間半をかけて、何度も何度も、その数分のシーンを繰り返し稽古をしていました。
 
 
少しシーンが進むと演出のあごうさんの方から指示がされ、また仕切りなおして始まると、今度は出演者の中から新しい提案が挙がり、という風に、ただ同じことを繰り返しているだけではなくて、それは同じひとつのシーンではあるのだけれど、出演者の皆さんとあごうさんによって何度も何度も新しく変わっていきます。
 
 
 
この作品は通して上演しても30分以内で終わってしまう短い作品で、さらにその30分ほど作品の中の、ほんの数分のために、出演者の皆さんと演出のあごうさんは何度も話し合い、何度も同じことを繰り返して、より良い作品のために今日も居残りしながら頑張っています。

試演会までもう間もなくです、是非お越しいただけたらとおもいます。