2014年6月21日土曜日

【2014/6/21】 全員そろっての稽古



そういえば、と、このクラスでは出演者たちが揃わない日々が多く 「また今日も欠席者が、」 とか 「今日は何人揃いましたが……」 というような記事が続いていた事を思い出したりして、それはここ数回の稽古に関しては、出演者たちが全員揃うことがごく普通になっていたから、もちろん、演劇をやっている以上そんなことは完全に当たり前なのことでなければいけない、けれど、この背泳ぎの亀のブログ記事を少し遡るとわかる通りそれは案外難しく、そこから、ある意味での演劇をするにあたって必要な 「ごく普通」 というそれのハードルの高さを感じたり、その普通のことが普通に馴染んできていることで出演者たちが少しずつ、俳優と呼ばれるべきそれに近づいているのかもしれないと、そんな理由でそんなことを思い出したりしたのです。


それでも自動車学校に行って教習を受けて試験に合格して、はい、免許書です、というように、具体的なIDカードがあるわけではないその 「俳優」 という職業について、例えば芸能事務所に入る事や劇団に所属することで、自己紹介として俳優ですとは言えるものの、客観的に見たときに、それが本当に俳優と呼べる人物と足りえているかは、特に現代演劇の世界では難しいことではあるのでしょう。


作品も終盤に差し掛かり、着々と進む 「最後のコント」 というその公演作品に関わりながら、自分は俳優である、というただの自己紹介ではなくて、少しずつ、俳優になる、という事について、それがアクターズラボを通じてなされるとは一体どんな過程なのかを、着々と俳優になっていく出演者の皆さんに教わりながら、その稽古も台本の終盤に差し掛かり、衣装を着ての稽古はどうやら非常に暑いらしく、それでなくても最近は暑い日が続いているので、8月の本番の前に体調を崩したりせぬよう (体調管理も俳優の仕事だ、と言いますし) 残りの1か月とわずかの時間を充実したものにして貰えたらと思います。


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